ナマケモノの日々

3歳で重度知的障害を伴う自閉症と診断された長男のナマケモノのような成長日記

保育園の壁

長男の障害に気付いたのは、診断をもらう半年前でした。

気付いたというか、障害を確信した時でした。

1歳9ヶ月の時。

その時のことはまた別の時に書こうと思います。

気付くのも早かったので、療育につながったのも1歳10ヶ月のとき。

その頃はちょうど保育園入園の申し込みの時期でした。

第一希望の保育園に面接に行き、正直に発達の遅れが心配で療育に通っていると伝えました。

園長先生に、そしたら加配の先生が必要かどうか見てもらいましょうか?と聞かれ

「はい、ぜひ!」のくらいの気持ちで答えました。

その時に加配のついた子の受け入れをしてるか聞いたら、受け入れているとのことでした。

半日保育園で過ごす様子を見て判定しました。

結果は一対一の加配認定。

想定はしていました。

障害があるだろうと思っていても、どこかではないのかもしれないという希望も捨てきれなかったとき。

それでも受け入れはしてると言っていたし、他にも小規模保育園も希望に入れているし、どこかには受け入れてもらえるだろうと思っていました。

けど、

結果は第一希望の受け入れていると言われた保育園に受け入れできないと言われました。

先生の人員や他の加配が必要としてる子の配置などで難しかったんだと思います。

頭ではわかっていても、手のひらを返されたような気持ちになってしまい、ショックを受けました。

けど落ち込んでいても何も変わらない。

次の希望園の中で、小規模保育園が受け入れを検討してくれてるみたいで面接に行けることになりました。

そこでも半日様子を見てもらいました。

面接や体験保育をしてくれる保育園はなんとか受け入れられないかと検討してくれるいい保育園です。

そこの先生たちもたくさん話を聞いてくれました。

けど、長男はまだ食具を使ってご飯が食べれず、手づかみも不器用で、ご飯が入ったお皿もあまり理解できずひっくり返してしまう状態

歩行もやっと2ヶ月前に歩き出したくらいで、そこからの上達もものすごく遅く、外で靴を履いて歩ける状態とは言えない状態

聴覚過敏なのかただ理解できない音が怖いのか、電車や車の音で泣いてしまっていました(今は慣れて大丈夫になりました)

場所見知りで泣いたり人見知りがひどいということはあまりなく、初めての保育園にいることはできるけど、状況の認識が遅くてあんまりよくわかっていないという感じ。

そんな長男を見ているうちに、先生の顔つきが変わるのがわかりました。

それを見て、私もわかりました。

この子はたくさんの子を見てきた保育士の人から見ても、どうしたらいいのかと思うくらい他の子と違うということ。

その事実が体に刺さったような感じがしました。

お迎えの時に、仕事の時短勤務はできるかと、受け入れできるかもしれないが、上と確認してから連絡すると言われました。

時短勤務はもともとするつもりはなかったので、職場と相談してみますと答えました。

途中までは受け入れできそうな雰囲気だったのですが、最後の方になって答えを濁すような感じでした。

それでも私はよかった、ここは受け入れてくれるかもと思いました。

電話は比較的すぐきました。

答えは受け入れができないとのこと。

はい、というのがやっとで、それ以外受け答えできませんでした。

保育園に落ちたという事実以上に、この子の状態をよくみた上で受け入れを断られた事がすごくショックでした。

存在を否定されたような気持ちになりました。

きっと先生たちはたくさん検討してくれたはず。

それだけでもありがたいこと。

けど、この子は普通ではなく、みんなが当たり前に入れる保育園に受け入れを拒否される子という事実が悲しくて悲しくて。

障害があるであろうと思っていても、ちゃんとした診断を受けていない私には、いろんな事を突きつけられた出来事でした。

でも、障害受容には人それぞれ時間がかかるもの。

いろんな事を経て子供の障害を受容する一つの段階だったのかもしれません。

結果的には、翌年保育園に入れた事がすごく良かったので、いろんな事を考えるとこの時に落ちたことは良かったなと思っています。

こんなセンシティブな親の対応をしてくれた先生にも、感謝しています。

ただその時はショックで、ニコニコ笑ってる長男を抱きしめてすごく泣きました。

長男はなんだろう?という感じで私をみていました。

優しくて可愛い子。

この子が人並みに幸せを感じて生きていけるように、母は頑張るね。

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